こんにちは、J’s SPORTS BODYの山本です😄
今回は前回のゴルフスイング分析に引き続き、ゴルフスイング改善に向けての内容についてです。
ゴルフ中、皆さんが陥りやすいスライスの原因と改善方法について解説させて頂きます。
今回はプリズム(弾道計測器)とカタリスト(床反力計)の2つの機器を使用しゴルフスイングを分析していきます。
まずはプリズムを使った弾道計測とゴルフクラブの動きについて詳しく見ていきたいと思います。
※プリズムについては前回の投稿に記載しているためこちら(https://js-sportsbody.jp/2037/)をご覧ください。
Swing Better Prizm Pro(プリズム)でのゴルフスイング分析
まずはこの動画を見てみましょう!
皆さん、何か気になる点はありましたか?
ご本人はボールがスライスしてしまうことを気にされていました…。
その点を踏まえ、実際にゴルフスイングの評価をしていきたいと思います。
スライスになる原因①
トップからダウンスイングに移行する際に、右肩が内に入ってしまいクラブがアウトサイドインになっている。
スライスになる原因②
左脚に体重が乗せられず、左のお尻を後ろに引いてしまうことで身体が開きフェイス角がオープンになっている。
上記の2つがスライスの原因として考えられます。
今回は①の要因について評価、トレーニングを行なっていきます。
ゴルフに必要な動作チェック 肩関節
この動きはトップの位置を作る際に必要になります。
しかし、動画を見ると右肩が左肩よりも下がることが分かります。
ゴルフに必要な動作チェック 体幹の回旋
体幹は体の中心に位置し、回旋が上手くできないとゴルフスイングでのトップの位置や体の傾きに影響を及ぼし、回旋軸が背中側になることで腰に負担をかける場合があります。ゴルフで腰を痛める人はこのような姿勢になることが多いです。
上の動画では、スタートポジションから捻った際に少し背中側に身体が傾く動きが観察されます。
この動きでは胸郭(肋骨)の可動域不足が顕著に見られ、体幹の中心での回旋が行えない状態になっています。
この二つの要因がトップの位置の変化、ダウンスイング時の肩の動きに影響を及ぼし、
アウトサイドイン、フェイスオープン→スライス
という現象が起きていると考えられます。
それでは、その悩みの原因となっている体の動きの改善トレーニングを行っていきます!!
スライス改善の為の上半身トレーニング① 肩甲骨トレーニング
目的:肩甲骨を寄せた状態で体幹回旋動作の獲得(ゴルフでの軸回旋獲得)
上の写真では、トレーナーの腕を押し上げています。この時に、押している側の肩が上がらないように押し上げることがポイントです!
一見、画像では肋骨は後方に引いているように見えますが、体を捻り肩が上がらないように押し上げることで、肩甲骨は背骨側に寄り、肋骨が前に出るような動きになります。
この動きにより、ダウンスイング時の身体を捻った際にクラブが通るスペースができます。結果としてクラブがインサイドから通ることができます!
スライス改善の為の上半身トレーニング② 体幹回旋トレーニング
目的:ゴルフでのダウンスイング時の肋骨、肩甲骨の動きの練習
方法:上の動画のように、胸を張りながら、肘を脇腹の方におろしていきます。この時に、肩が上がらないようにすることと、胸をきちんと張ることを意識します。
この二つのトレーニングを汗が出るまで行いました!
しっかり行えば見た目以上にきついトレーニングになります😆
トレーニング後のスイングを見てみましょう!!!
左側がトレーニング前のゴルフスイング、右側がトレーニング後のゴルフスイング動画です。
上の写真は、トップの位置の比較です。
右側(トレーニング後のゴルフスイング)では、肩甲骨を寄せた状態で回旋の可動域が広がったことで、トップの位置が少し高くなっていることがわかります。
Swing Catalyst(スイングカタリスト)でのゴルフスイング分析
次に「Swing Catalyst(スイングカタリスト)」でのゴルフスイング分析を見ていきましょう!
まずは「Swing Catalyst(スイングカタリスト)」について簡単に説明します。
「Swing Catalyst(スイングカタリスト)」とは床反力系のことで、ゴルフスイングでの横方向へ動く力、回転する力(トルク)、地面反力、足底圧を計測し地面から受ける力を可視化することができます。
ゴルフスイングする際は必ず地面からの力を使っています。腕の力だけでは飛距離は出づらいですし、ツルツルの氷の上でゴルフスイングなんてできませんよね?
この項では、ゴルフスイングに重要な下半身の動きの分析とトレーニングを行っていきます!
まずはこちらの画像をご覧ください
写真にはインパクト時の重心の軌跡と、左右の荷重量を示すパーセンテージが表示されています。
①重心の軌跡
トレーニング前は、右のつま先から左の踵方向に向かっていることがわかります。
見た目や意識はスクエアスタンスになってはいるものの、実際の計測値では、足底圧の中点で形成される重心の軌跡がオープンスタンスと類似するため、ヘッド軌道はアウトサイドインになりやすくスライスとなる要因になります。
トレーニング後には殆ど一直線となり、ヘッド軌道はインサイドアウト寄りになり、スライスは改善しました👌👌
②荷重量
トレーニング前、インパクト時の左足への荷重量は60%でトレーニング後には72%まで上がっています。
荷重量が上がることで、以下の画像のように床反力をしっかり使うことができヘッドを走らせやすくなります。
結果スライスは改善され、前回示したような結果になっています👍
では、この結果はどのような評価、アプローチで変わったのかを紹介していきます!!
ゴルフに必要な動作チェック 左股関節
今回は左の股関節を内側に捻る動作(内旋)に着目しました。左股関節の内旋はゴルフでフィニッシュを取る際、骨盤が左回旋していくことで相対的に必ず入ってきます。動作が行えないことでお尻を後ろに引いてしまう動作になりやすく、ゴルフスイング時の重心の軌跡がオープンになります。ゴルフでスライスばかり出てしまう方は、可動域に制限があるかもしれません。
実際の評価画像がこちら!!
正直一般の方よりかなり硬いです💦
ちなみに以下が問題ない方との比較です。
かなり差があることが見て取れると思います。
この股関節の内旋制限に対して、2種類のトレーニングを行いました。
スライス改善のための下半身トレーニング① 内旋ストレッチ
以下のように左足を前に踏み出し、体幹を回旋させ股関節に重心を乗せます。
注意点:
・重心は後ろの足に乗り過ぎないように気をつける。
・体幹は最大回旋させ肩甲骨を引き寄せる。
・膝が開こうとするので、手で押し返しながら胸を張る。
スライス改善の為の下半身トレーニング② 片足ランジショット
以下のように左足を前に出し、ランジを行った状態で素振りを何度か行います。
ゴルフ動作に似ているため、バランスを崩さずに打てるようになると、結果が出やすいです!
注意点:
・左足にしっかり荷重をかける。(左足:右足 = 9:1 程度)
・バックスイングでバランスを崩さず、最大限まであげる。
・フォロースルーで左足の小指側に乗り過ぎず、支持規定面内で耐える。
・回旋角度が小さくならないよう注意⚠️
行ったトレーニングは以上の二種類だけ!!
このように評価〜トレーニングの流れを的確に行うことで、最初に示した通りスライスを改善することができました!!
J’s SPORTS BODYでは医療現場・スポーツ現場での経験を活かし、正確な問題点と的確なアプローチにより短時間で結果が出せますし、もちろん長期的に改善が必要な部分にも継続的なアプローチが可能です。
ゴルフで悩みのある方はぜひお越しください!!
J’s SPORTS BODY 山本悠介
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J’s SPORTS BODYーゴルフ特化型パーソナルトレーニングジム
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