こんにちは!トレーナーの前田です😊
突然ですが、日常生活で洗濯物を干すなどの腕を挙げる動作で肩が痛む・・・、急に腕を挙げた時に肩の引っ掛かりが気になる・・・、最近手が後ろに回せなくなった・・・、肩こりが気になる・・・、という方はいらっしゃいませんか?
今はそんなに気にならないという方も、その痛みや肩こりを軽視してはいけません!!
悪い姿勢のまま肩を使い続けることで肩関節自体の機能破綻が起きてしまい、突然腕を挙げられなくなる可能性があります・・・。
今回は、肩関節の機能障害がなぜ起きてしまうのか、肩の痛みや肩こりの正体は何なのかをご紹介致します!
「ズキズキとした痛み」「重だるい痛み」「肩の動く範囲が狭くなった」「肩の中で引っかかる感じがする」という症状がある方は、ぜひこの記事を読んでください!
肩関節、正常に働く姿勢ですか?
肩関節が正常に働くためには、良い姿勢が保てているのかということが重要です!
皆さんは肩関節にとって良い姿勢が保てているでしょうか?
まず、肩関節は「上腕骨」と「肩甲骨」で構成されています。
横から見た時、良い姿勢では耳から下ろした線に対して肩甲骨が平行に近い状態です。この場合は肩甲骨と上腕骨の間に空間ができるため、スムーズな関節運動を作り出します。
しかし、悪い姿勢では肩甲骨が線に対して前に傾いてしまいます。そうすると肩甲骨が上腕骨に対して屋根のように覆い被さる形になる為、隙間が狭くなってしまいます。
このように関節の隙間が狭い状態では、スムーズな関節運動が起こりづらくなってしまいます・・・。
このように、姿勢が悪いだけでも関節の動きに大きく影響してきます。
正常では写真のように、腕を上げるのと同時に肩甲骨が後ろに傾き、関節にスペースを作り出します。
しかし、悪い姿勢では肩甲骨が正常に後ろへ傾かず、関節のスペースが狭くなり関節に負担を掛けてしまいます・・・。
肩関節をストレス無くスムーズに動かすためにも、良い姿勢を保つことが重要です!
肩関節の構成
では、少し肩関節に対して説明します!
前述したように肩関節は、「上腕骨」「肩甲骨」+「鎖骨」で構成されています。
先程の悪い例のように、上腕骨と肩甲骨の間が狭い状態で肩を動かし続けることで、関節内の滑液包や筋肉が炎症や損傷を起こしてしまいます・・・。
その結果、肩の痛みや引っかかり感として日常生活に影響を及ぼしてしまいます。
この痛みや引っ掛かりなどの症状をまとめて呼んでいるのが、皆さんがよく耳にする「五十肩」です!
不良姿勢が続くと五十肩になる?
では、五十肩にならないようにするために重要な要素である、「腱板(けんばん)」についてご説明します!
腱板とは?
腱板には、「棘上筋(きょくじょうきん)」「棘下筋(きょっかきん)」「小円筋(しょうえんきん)」「肩甲下筋(けんこうかきん)」の4つがあります。
腱板はインナーマッスルと呼ばれ、体の深層で働いて直接関節を安定させる役割があります。
肩関節は構造上不安定な関節であり、人間の体の中でも可動範囲が広い関節です。
そのため、図のように4つの腱板の働きで上腕骨を肩甲骨に引き付け、肩関節を安定させます。
腱板がうまく働いていない状況では、関節面に上腕骨を収まりづらくしてしまいます。
特に「棘上筋」は、上腕骨側の付着部付近で血流が乏しく、一番負担が掛かりやすい部分です。
「五十肩」でお悩みの方はまさに、腱板自体が脆くなる時期になろうとしています・・・。
この筋肉が加齢に伴い損傷しやすい状態に変性したり、先程説明したように筋力が弱くなったりすることで肩関節のバランスが乱れ、関節面で腱板と滑液包(関節のクッション剤)が摩耗します。
これが「五十肩」の症状に繋がってしまいます・・・。
五十肩の人は、この範囲で痛みを感じている場合が多いです。
この範囲での痛みは、単なる「五十肩」ではなく、関節の中の組織で異常があるかもしれません!!
「肩を回して動かせば大丈夫」「自分で肩の運動をしているから大丈夫」という方は、ますます肩の中の組織を傷つけてしまっているかもしれません!
特に痛みが出る原因として「インピンジメント症候群」という疾患が挙げられます。
肩関節を動かす際に関節付近で骨や筋肉、滑液包が衝突することで痛みを生じるものを言います。(*インピンジメントとは、「衝突」という意味です。)
この状態で肩を動かし続けることで、さらに腱板を傷つけてしまう⇨腱板の働きが悪くなる⇨正常な関節運動が起こりづらくなる⇨関節の中の筋肉や滑液包が傷ついて動きが悪くなってしまう⇨痛みが出る・・・という悪循環になってしまいます⚠️
「五十肩」を予防するためには、姿勢の改善と腱板が正しく機能した状態で関節運動を行えるようにしておくことが重要です!
「五十肩だから仕方ない・・・」「今は引っかかっても痛みはないから」と、すでに始まっている肩の異常を放置している方、今のうちに予防と対策をしましょう!
「五十肩」の悪循環に陥るとさらに症状が悪化していくため、少しの異常も軽視しないようにしましょう!!
肩の機能障害を予防しましょう!
今回ご紹介した「五十肩」の原因やそれを軽視してはいけないことを少しでも感じて頂けたら幸いです!
今はそこまで気にしていない方も、引っかかり程度だから大丈夫だと思っている方も、絶対に軽視して放っておいてはいけません!!
次回は、「五十肩」などの肩の違和感を解決するためのコンディショニングをご紹介致します!
今は痛みなどがない方も、予防のためにぜひやってみてください!!
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