こんにちは☺
J’s SPORTS BODYの岸本です。
今回は「熱中症対策ー体の冷却方法と工夫点」となります。実際のLPGAツアーや東京オリンピックでの活用方法もご紹介させて頂きますので、最後までお楽しみください!
突然ですが、熱中症が増加している今の時期、皆様はゴルフ前やゴルフ後に体を冷やしていますか?
「体を冷やす」というと、首の付け根や心臓など、太い血管が通る部分を氷嚢で冷やすイメージをお持ちの方が多いと思います。
適切な対応ですが、暑く厳しい環境下では体の内部温度(深部温度)を下げることが大切です。
今回は基本的な体の冷却方法から、より効果的な方法までをご紹介させて頂きます。
熱中症対策ー飲料水ー
ゴルフには「飲み物」を持っていくと思いますが、体の深部温度を下げる為にはなるべく冷たい飲み物を体に摂取する必要があります。
その為、基本的には水筒に氷を入れて飲み物の冷たさを維持させることが重要です。しかし、水筒に氷を入れて飲み物を補充すると徐々に氷は溶けてしまう為、休憩所やクラブハウス内のレストランで氷を補充し、常に冷たい状態を維持出来るようにしましょう☺
もし水筒がない場合は、ペットボトル飲料を凍らせてなるべく冷たい状態で摂取出来るようにしてください。
熱中症対策 ー氷嚢・冷却パックー
氷嚢は体を冷やす為に準備する方も多いと思います。しかし、氷嚢は中の氷が溶けやすく暑い中では長持ちしにくい印象です…。
しかし、今は氷嚢や冷却パック等、様々な種類が発売されています。
その中で「瞬間冷却パック」は便利で保存方法も簡単な為、ご紹介させて頂きます。
まず、「瞬間冷却パック」は手で袋を叩くことで急激に冷たくなる事が特徴です。常温で持ち運びが出来る為、猛暑日でも溶けずに使用することが出来ます。
熱中症対策 ーアイススラリー
飲料水や氷嚢、瞬間冷却パックは比較的気軽に出来ますが、さらに深部体温を下げるアイテムをご紹介させて頂きます。
皆さんは「アイススラリー」をご存知でしょうか?アイススラリーとは、細かい氷の粒子が液体に分散した状態の飲料で、流動性が高いことから通常の氷よりも体の内部を効率よく冷やすと言われています。
実際に大塚製薬が販売している「ポカリスエット アイススラリー」は病院や消防局と開発して商品を出しており、仕事現場からスポーツ現場まで幅広く活用されています☺
アイススラリーは運動前やウォーミングアップ(軽い練習)後に摂取することで深部温度を下げることが推奨されており、ゴルフのような長時間スポーツに有効とされています。
市販のアイススラリーを長時間保存するのは中々難しい為(通常の保冷バッグでは1時間程度しか持ちません…)保存方法には一工夫が必要となります。アイススラリーを保存する場合、1番効果的なのは「ドライアイスとクーラーボックス」を使用することです。
通常の氷が0℃に対し、ドライアイスは-79℃と圧倒的な冷却効果があります。
しかし、ドライアイスは二酸化炭素の為、密閉すると気化した二酸化炭素が原因で「爆発する」危険性がある為、クーラーボックスは通気口がある断熱クーラーボックスや発泡スチロール製のクーラーボックスを選択することをおすすめします。
しかし、「ドライアイスやクーラーボックスを準備するのは大変だなぁ…。」という方もいらっしゃると思います。
その場合、アイススラリーを手作りすることが出来るのでご紹介させて頂きます☺
アイススラリーは効果的な分、飲み過ぎると胃腸に不快感が生じる可能性がある為、飲み過ぎには注意しましょう。
熱中症対策 ーアイスベストー
さらに熱中症を対策する際に、「アイスベスト」があります。アイスベストとは、冷却剤がポケットに入ったベストのことです。
ゴルフで使用する方を中々見かけることはありませんが、使用することで確実に熱中症の危険性を減らすことが出来ます!
ベストを着用することで皮膚を効率よく冷やして熱放散が抑えられる為、余分な発汗を抑えることが出来ます。
実際に着用ありと着用なしでウォーミングアップを20分~30分行い体温(深部温度)を計測した際、0.7℃着用ありの方が体温が下がるという研究結果も発表されています。
またハーフターンで15分程度着用するだけでも体温(深部温度)を下げる効果があります!
しかし、デメリットもあります…。冷却剤が必要な為、重さがありゴルフスイング等の動きの邪魔になる可能性があります。
その為、上記したようにウォーミングアップやハーフターンで着用することをおすすめします☺
東京オリンピック&LPGAツアー帯同での活用
実際にLPGAツアーや東京オリンピックでの活用例をご紹介させて頂きます!
記憶に新しい「資生堂レディスオープン」は毎日30℃を越える猛暑でしたね…。汗がダラダラ流れてきて大変でした。
その中、帯同では「瞬間冷却パック」を使用しました。
実際に多くの選手は氷嚢を持参していましたが、中身が溶け氷を入れ替える作業が大変そうだった印象があります。しかし、瞬間冷却パックであれば、氷を入れ替える作業がない為、ゴルフでは実用しやすいと思います☺
また昨年の東京オリンピックのゴルフ競技では、選手にアイススラリーとアイスベストを使用して暑く長い闘いを乗り切ったそうです!
アイススラリーは、摂取して深部温度を低下させる事だけでなく、ガチガチに固めたアイススラリーを体に当てることで、保冷剤代わりに使用していたそうです。(体も冷やせる+体温でアイススラリーが溶けて飲みやすい状態になる、一石二鳥ですね!)
またアイスベストは試合後、メディア対応時に着用し深部体温を下げ、その後練習を行っていました。
体の深部体温を下げ疲労を残さないことも、熱中症対策また長期間ゴルフする上では重要ですね。
以上が熱中症対策-体の冷却方法と工夫点ー、また熱中症対策の実際の活用方法となります。
暑い日もまだまだ続きますので、ご紹介させて頂いた方法をぜひ実践してみて下さい☺
今後もブログでは皆様に様々な情報を発信していきますので、お楽しみに❁
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