ゴルフスイング改善の為のボディチェック&ストレッチ ~トップ編~

こんにちは!J’s SPORTS BODYです☺
前回に引き続き、ゴルフスイング改善の為にJ’s SPORTS BODYで実施しているボディチェックとストレッチをご紹介させて頂きます。

ゴルフスイング改善の為のボディチェック(肩関節)

まずは、肩関節の可動域を確認する方法をご紹介させて頂きます。
肩関節の可動域はゴルフスイング、特にトップに大きく関与する為、一緒に実施してみて下さい。

➀足裏全体を床に着けた状態で椅子に座ります(※膝関節と股関節が90度になるようにします)
②座った状態で腕を肩の高さまで挙げて肘を90°曲げます(※その際、親指同士が内側を向けます)
➂その状態から肘と肩、体幹の位置が変わらないように前腕を動か後ろに動かします。

左側の写真は肩関節の可動域不足の例となります。

肩関節の可動域に制限がある場合(左)とその場合に成り得るゴルフスイング(トップ)

左側の写真では、➀肘が下がっている ②耳よりも手が後ろに持っていけない ➂身体を前に倒すことで手を後ろに持ってくる等、可動域不足が原因で様々な代償動作が出ています…。
可動域が不足し代償動作が出現する場合、ゴルフスイングのトップで右写真のように肘が下がり、トップが小さくなる可能性があります。
また、肩関節周りだけではなく、胸郭や肩甲骨部分のコンディショニングやトレーニングも必要となります。

ゴルフスイング改善の為のボディチェック(体幹回旋動作)

次に「体幹回旋動作」に関してご説明させて頂きます。
「体幹回旋動作」は文字通り、体幹を捻る動作を評価しますが、当施設はただ可動域を見る検査ではありません!
実際の運動パターンから、身体の硬い部分、また代償動作等をゴルフスイングに繋げてご説明させて頂きます☺

軸が真っ直ぐな体幹回旋(左)と代償動作が出ている体幹回旋(右)

まず、正面から見た「体幹回旋動作」になります。左側の写真では、赤い中心線上で体幹を回旋することが出来ています。しかし、右側の写真では赤い中心線から体幹が逸脱している為、回旋側と反対側の腰が反っている状態です…。
この場合、原因として胸郭やお腹周り(腹斜筋)の硬さが考えられます。胸郭が硬い場合、体幹回旋の可動域に限界を迎えると、動く範囲が大きい腰部分で頑張って捻じろうとします。その為、写真のように腰を反る形になります…。

軸が真っ直ぐな体幹回旋(左)と代償動作が出ている体幹回旋(右)

次に横から見た「体幹回旋動作」になります。左側の写真では、体幹を回旋した際、赤い中心線上に身体がありますが、左側の写真では骨盤を後ろに傾き、背中が丸まった状態です。
また、骨盤が後ろに傾く為、膝を後ろに引いているのが分かりますね…。
体幹の回旋動作では、一方の肋骨を引くだけではなく、反対側の肋骨を前に押し出す動きも必要となります。その動きが出来ない場合、上の写真のような動きになる可能性があります…。
この場合、ゴルフスイングでのトップは…

回旋動作で骨盤が動いてしまう人のトップの傾向

上の写真のようにトップで体幹を回旋させる際骨盤が一緒に動き、下半身が動いてしまいます。

ゴルフスイング改善の為のストレッチ

ボディチェックを実践して「自分の身体がこんなに硬いなんて…。」と不安を抱いた方もいらっしゃると思います…。
そこで、各ボディチェックで硬さが見つかった部分を改善する為のストレッチをご紹介させて頂きます!
実践してゴルフスイングを改善していきましょう☺

ゴルフスイング改善の為のストレッチ(三角筋後部線維)

まずは、肩関節からご紹介させて頂きます。
肩関節は可動域が大きい為、周りにはたくさんの筋肉が付着していることを皆さんはご存じでしょうか?どの筋肉も肩関節の可動域に大きく関与しますが、特に三角筋という筋肉の後方に位置する線維(後部線維)は、左側が硬くなるとトップの際に左手を伸ばす動きが制限され、反対に右側が硬いとフォローで右手を伸ばす動きが制限されます。この状態ではゴルフスイングでのトップやフォローの動きが小さくなってしまう為、柔軟性を向上させることが大切です。

※左三角筋後部線維(左)と三角筋後部線維の柔軟性が低下している場合のゴルフスイング(トップ姿勢)


実際のコンディショニング方法をご紹介します!

※三角筋後部線維のコンディショニング方法

➀テニスボールを写真の部分に合わせます。
②横向き(テニスボールを下側)になり、体を上下に軽く動かして筋肉をほぐします。(※腕は上に伸ばしてください)

片側1分ずつ目安で行いましょう。

ゴルフスイング改善の為のストレッチ(大胸筋)

大胸筋とは鎖骨や肋骨からお腹の方にかけて付着する大きな筋肉です。有名な筋肉なのでご存知の方も多いと思います。
大胸筋が硬いと肩関節が内側に引っ張られ、ゴルフスイングで猫背の姿勢になりやすくなります。

※右大胸筋

右側の大胸筋の柔軟性が低下していると背中が丸まり、皆さんが理想とするゴルフスイングには程遠い姿勢になってしまいます…。
ちなみに、反対に左側の大胸筋が硬いとフォローで最後まで振り抜くことが出来なくなります。

※右大胸筋の柔軟性が低下している場合のトップ姿勢

それでは大胸筋のストレッチを実践していきたいと思います!

➀写真のようなランジ姿勢を取り、その状態で壁に手を当てます。
②反対の手で肋骨を前に誘導しながら体を回旋させます。(※この時、腰を反らないように注意しましょう)

※右大胸筋のストレッチ方法

また、大胸筋は➀鎖骨部②胸肋部➂腹部の3つに線維が分かれる為、それぞれの線維を伸ばすことが重要になります。
下の写真のように肩関節の角度を変えることで、線維別に伸ばすことが出来ます。

※右大胸筋の線維別ストレッチ方法

ゴルフスイング改善の為のストレッチ(広背筋)

背中にある「広背筋(こうはいきん)」という筋肉と腹筋の中で体幹回旋動作に重要な「腹斜筋(ふくしゃきん)」という筋肉のストレッチ方法をご紹介させて頂きたいと思います。

また、広背筋は肩甲骨や肋骨から骨盤に付着する大きな筋肉です。この広背筋が硬いと肩甲骨や肋骨、骨盤の動きを制限します。

※背中側から見た図(右広背筋)

【ストレッチ方法】

※右広背筋を伸ばす方法

①写真のように正座の状態から背中を丸め、片方の手を伸ばします。(※伸ばす手は反対側の肩の延長線上に置いてください)
②伸ばしている側の肩を下に落とし、そのまま体を回旋します。(※右側の広背筋を伸ばす場合は体を右回旋させます)

脇の下から肋骨部分にかけて伸びる感じがあればOKです!
このストレッチを20秒×3setずつ毎日行いましょう。

ゴルフスイング改善の為のストレッチ(腹斜筋)

腹斜筋は体の側面を覆う筋肉で肋骨から骨盤に付着します。腹斜筋には内腹斜筋(ないふくしゃきん)と外腹斜筋(がいふくしゃきん)の2つの筋肉が存在します。どちらの筋肉も骨盤を固定し体幹を回旋させる為に重要な役割を担っています。
肋骨から骨盤に付着する為、この筋肉もゴルフスイングにおける体幹回旋動作に大きく影響してきます。

※前面から見た画像(左写真:右内腹斜筋 右写真:右外腹斜筋)

【ストレッチ方法】

※右腹斜筋を伸ばす方法

①まず棒状のもの(ロングアイアンやドライバー等)を持ち、立った状態で肩に乗せ、胸を起こします。
②そのまま体を横に倒します。(※反対側のお尻が横に逃げないよう足で地面を押すことがポイントです)

体を横に倒した際、横腹が伸びていればバッチリです!
このストレッチは横に倒す動きを10回×2setずつ行いましょう。

ぜひ、ストレッチして身体の変化を実感してみましょう!(※ストレッチ中に痛みがある場合は無理して続けないようにしてください。)
ご興味がある方はJ’s SPORTS BODYにお問い合わせください☺

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この記事を書いた人

Js SPORTS BODY

千葉駅前のゴルフ特化型パーソナルジムです。
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パフォーマンスの向上をしたい方、身体に痛みを抱えている方は、見学や初回体験も行ってますので、ぜひご利用ください!